毛皮が汚れてクリーニングに出したいと考えた時の注意点が何点かあります。
毛皮を汚れたままそのまま放置してしまい、高温多湿の環境の中で保管してしまった場合
カビが発生することがあります。
そういった場合は、毛皮のクリーニングでは水洗いが出来ないため綺麗にならないことがあります。
毛や裏地の部分にカビ跡としてシミ状に残る場合がありますので注意しましょう。
また、日光や蛍光灯によって変色したり空気中の酸素によって酸化焼けすることがあります。
そのため、部分的や全体的に変色や退色することがあります。
その場合、ホコリや汚れで気が付かなかった日焼けや変色がクリーニングの後に目立ってくることがありますので注意が必要です。
料金についても、状態やサイズによって上下することがあるので注意が必要です。
購入価格が20万円以上の品物は、お見積もりになることが多いようです。
また、血液が付いていたり嘔吐物などの衛生的な処理が必要な品物は別途お見積りになりますので注意しましょう。
毛皮は、水洗いや、ドライクリーニングが出来ません。
だからと言ってほったらかしにはせず、(毛皮をいい状態に保つためにも)毛皮専門のクリーニングをした方が良いでしょう。
毛皮のクリーニングはどうやってするかと言うと、毛皮にとっての栄養を含んだパウダーを使います。
毛皮専用の機械に、毛皮とパウダーを入れますが、このパウダーがカビ、虫、変色等劣化の元になる汚れを落としてくれます。
その後、パウダーは毛皮に栄養も与えてくれるのです。
毛皮を、この様なクリーニングをすると、きれいにしてくれるだけではなく、栄養も与えてくれますから、毛皮を長持ちさせる事が出来ますし、ふんわり感と、ツヤを持続させることが出来ます。
毛皮のコートやブルゾンは、高級品ですから大事にしたいものです。
ただクローゼットに下げて置くだけや、自己流でのお手入れをするよりは、品質を保ち、劣化させないためにも、きちんとお手入れしてくれる、プロの手に委ねた方が良いでしょう。